毎年冬になったら話題になるインフルエンザ
一度かかってしまうと、高熱と体中の痛みで、何日もつらい思いをして、学校や会社を休まなければいけなくなって本当にイヤですね。
「風邪の延長線がインフルエンザ」だと思い込んでいる人もいるかもしれませんが、それは大きな間違い!
今回は、風邪とインフルエンザの違いや症状を知って、インフルエンザにかかりにくくする予防法などをお伝えしようかと思います。
風邪とインフルエンザの症状の違いは?
よく「風邪だと思って、市販の風邪薬を飲んで治そうと思ってたら、実はインフルエンザだった」という話を聞きます。
しかし、風邪とインフルエンザは全く違うもので、
通常の風邪の症状は?
「風邪」といわれる病気は、一年を通じて発症する病気で、症状としては
- 頭痛、発熱
- 咳
- 鼻水
- 喉の痛み
が挙げられます。
そのうち、風邪による発熱は、徐々に熱を帯びてくる感じで、体温が37度から38度まで上がると風邪と診断されます。
インフルエンザの症状は?
一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスによるものであり、主に冬場に大流行する病気です。症状としては、
- 急激な発熱
- 体中の痛み、関節痛
- 寒気やだるさが著しい
- 下痢や腹痛を伴う
が挙げられます。
1日、2日で急激に熱が上がったのであれば、インフルエンザを疑ったほうが良いでしょう。
子供、お年寄り、妊婦は特に要注意
インフルエンザウイルスはとても感染力が強く、爆発的な流行が起こることがあります。
その症状から、かなりの体力が消耗され、免疫力が高くない子供やお年寄り、また、妊娠期間中、免疫が落ちている妊婦も感染に注意を払う必要があります。
インフルエンザの感染経路として、「飛沫(ひまつ)感染」と「接触感染」が挙げられます。
飛沫感染の原因である病原体を含んだ咳やくしゃみを体内に入らないよう、マスクを着用し、直接感染を防ぐために、日頃から手洗いやうがいを行う、特に外出先から帰宅した際は、必ず行うことを心がけてください。
ほおっておくと重症化する?
インフルエンザの発症期間は、4~5日間と、通常の風邪より発症期間が長く、症状も重症化する恐れがある怖い病気でもあります。
特に喘息など、呼吸器系に持病がある人は症状が併発、最悪の場合、命にかかわる恐れがありますので、インフルエンザが大流行するこの時期は、早めにかかりつけのお医者さんに視てもらう必要があります。
まとめ
今回は、インフルエンザと風邪の初期症状の違いについて記事にしてみましたが、
- インフルエンザは通常の風邪とは異なる初期症状であること
- ほおっておいたら重篤化する
ことをお伝えしました。
インフルエンザにかかってしまうと、非常に辛くて、学校や会社も休まなければならず、本当にかかりたくない病気ですよね。
日頃から予防対策をして、インフルエンザに感染しない、感染させないことを心がけたいものです。