札幌アパマンショップの爆発事故の裏には隠れた事実があった

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16日に発生した札幌市豊平区での爆発事故

 

凄まじい爆発で、跡形もなく吹き飛んだ状況にもかかわらず、犠牲者が出なかったのは不幸中の幸いとしか言いようがありません。

 

爆発の原因は、地下鉄平岸駅前の不動産仲介業者「アパマンショップ平岸駅前店」の店内で、従業員が消臭用スプレー缶のガス抜きを行っていたのが原因とされています。

 

メディアでのニュースでは、充満したガスに引火したとまでしか報道されていませんが、この事故は起こるべくして起こったとしか言いようがない事実があることがわかりました。

 

なぜ室内でスプレー缶のガス抜きをしていたのか?

 

 

市販されているヘアスプレーや消臭スプレーなどの缶には、LPガスなどの可燃性ガスが含まれています。

 

昔は匂いのしないフロンガスが使われていましたが、オゾン層の破壊など環境破壊防止のため、LPガスなどが使用されています。

 

これはもう言うまでもないと思いますが、使い切っていないスプレー缶を処分するには、爆発防止のため、残ったガスを抜いてから処分しますよね。

 

今回の爆発事故は、不動産仲介業者がスプレー缶のガス抜きを締め切った室内で行ったこと、さらには100本近くのスプレー缶のガス抜きを一気に行っていたというのですから、びっくりですよね。

 

そして、作業を終えた直後、手を洗おうと湯沸かし器を付けたところ、充満していたガスに引火、爆発した。ということのようです。

 

ガス抜きを指示した管理者の責任は?

これは想像なのですが、ガス抜きが必要なスプレー缶がたくさんあったので、店の責任者が、下っ端の社員に「ガス抜きをしておけ」と指示したのでしょう。

 

しかし、大の大人がガス抜きをする時は引火、爆発の危険性を十分承知しているはずなのですが、室内で行っていたことについて適切な指示をしていなかった点については、責任を逃れる余地はないでしょう。

 

親会社へ消臭作業の虚偽の報告のため?

「アパマンショップ」の代理店では、消臭の目的で消臭スプレーを使用しているようです。

 

消臭スプレーは、定期的に本部から送られているようで、代理店は消臭した証として、空のスプレー缶を本部に返却する仕組みになっているようです。

 

普段から適切に処理をしていれば、ガス抜き作業などしなくていいのですが、今回大量のスプレー缶のガス抜きを行っていたということは、消臭作業を忘れていた、もしくは故意的に行っていなかったと思われても仕方がないですよね。

 

消防署から過去12回も指導を受けていた

 

今朝の報道によると、アパマンショップが入る建物には、義務付けられている防火管理者が選任されていなかったり、消防計画が作成されていなかったりなど、消防法に違反する不備があったとのことです。

 

管轄の札幌市消防局では、2016年から12回も立ち入り検査や指導を行っていたとのことですが、建物所有者はそれに応じなかった結果、今回の爆発事故が起こってしまったということになります。

 

木造だったのでこれだけの被害で済んだ?

今回の爆発事故は、建物が跡形もなく吹き飛んでいることから、相当な爆発力があったと想像できますが、建物は木造モルタル造だったので、これだけの被害で済んだのかもしれません。

 

これがもし鉄筋コンクリートの建物だったら・・・

 

想像しただけでも恐ろしい光景が目に浮かびます。

 

もしかしたら、半径500メートルの建物は、跡形もなく吹き飛んだかもしれません。

 

親会社が負う損害賠償は相当な額になる?

 

今回の爆発事故で、負傷者が42名、アパマンショップは入っていた建物357平方メートルは全壊、周辺の建物も約20棟が損壊、併せて車両も26台が被害に遭っています。

 

負傷者の治療費や、損害を受けた建物や車両の修理費なども相当な額になるのは容易にわかりますが、周辺には隣の居酒屋、他社の不動産仲介会社などのお店も点在しており、損害賠償額もまた相当な額になると思われます。

 

自然現象での損害出ないことと、原因がアパマンショップの社員の不注意が原因であることから、「アパマンショップ平岸駅前店」、その親会社の「株式会社アパマンショップリーシング北海道」が全責任、賠償を負うことになると思われます。

 

その被害額から、経営基盤を揺るがす大きな賠償になることは免れないでしょう。

 

今回のまとめ

 

今回は、16日に発生した札幌アパマンショップでの爆発事故と、スプレー缶ガス抜きの作業を誤ると大変な事故につながることについて記事にしてみました。

 

今回の事故を踏まえて、改めて

  • スプレー缶のガス抜きは屋外で行う
  • 風上に立って、ガスが自分のほうに流れないようにする
  • 捨てる際、穴を開けるか開けないかは、自治体のホームページで確認

を確認のうえ、安全に処理しなければなりません。